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アクセス

JR山手線でお越しの場合

大塚駅改札口(一つのみ)を出たら左にお進みいただくと(北口)、みずほ銀行、スターバックスの入っているビルがありその7階になります。改札からビル入口までは徒歩約30秒ほどです。

都営荒川線でお越しの場合

大塚駅前停留所から徒歩1分です。

スマートフォンサイト

http://www.yamateladies.jp/

携帯サイト

http://www.yamateladies.jp/i/

手術の流れ

手術の流れ

【 初診時 】
問診やお話、診察、検査などによって最適な手術方法、手術日などが決まります。同意書(母体保護法で同意書の提出が義務付けられています。)をお渡しいたしますので手術当日までに記入し、お持ちください。
なお、同意書も含め一切の個人情報は厳格に取り扱い、受診のあるなしも含め、ご本人以外の外部からの問い合わせに対し一切お答えいたしておりません


*相手の方の同意がどうしても得られない場合は事情により相手方の同意書の記入が不要となることがありますのでご相談ください。
また、未成年の方の場合は、親御さんの同意をいただくことが望まれます。怖いしつらいとは思いますが親御さんに事情を説明して力になっていただくことは、ご本人にとってとても大切なことであると思います。
その他同意書に関し不明な点がある場合は事前でも結構ですのでどうぞご相談ください。



【 子宮頚管の拡張 】
中絶手術を行うには事前に子宮の出口(子宮頸管)を拡げなくてはなりません。
未経産の方や出産方法が帝王切開のみの方、また高齢で子宮頸管の硬い方、複数回の中絶手術や流産手術の既往のある方は、子宮頚管を拡げる際に無理をすることなく、ダメージが最小となるように留意しなければなりません。

無理に拡げようとすると頸管裂傷を引き起こし、無駄な出血の原因となったり、縫わなくてはいけなくなったりします。
特に将来妊娠出産を希望される方の場合は、頸管無力症(早産に繋がる)をきたすことのないよう、その可能性を少しでも少なくするように子宮頚管にストレスが加わらないように、時間をかけて拡げるほうが良いという考えもあります。
必要であると判断された場合は、中絶手術の前にラミセルもしくはダイラパンを使用し感染を予防しながら過度の負荷が加わらないように子宮頚管を拡げる処置をします。
強い痛みは感じないはずですが必要に応じ鎮痛処置(極短時間の麻酔)を使用します。



【 当院における子宮頸管拡張法 】
へガール
数mmずつ径が異なる棒のような器具を用いて、細い径から週数に応じた径に至るまで径を太くしながら徐々に拡張していく方法です。
痛みを強く伴う方法なので必ず麻酔下で行います。
この方法が可能な場合、拡張に要する時間はわずかで比較的短時間で手術に移行することができます。
ただし短時間に力で子宮口を拡げる方法であるため、場合によっては子宮頸管裂症を来し、術中出血が増加したり、子宮頚管縫合術が必要となったり、子宮頚管無力症を来し、将来の早産の原因をつくることとなります。

ラミセル(ダイラパンラミナリア)
手術の数時間前に子宮口にスポンジを圧縮した棒状のラミセルというものを麻酔下で挿入しますので挿入時の痛みはありませんし、覚醒後も強い痛みを感じることはありません。水をすいながらゆっくりと膨らみ、頸管を拡げながら柔らかくしていきます。子宮頸管を拡張する際に無理な負荷を加わらないようにすることで頸管裂傷を来す可能性を低くします。将来、妊娠出産を希望される方にはヘガール法よりも望ましい方法です。
また帝王切開の既往のあるかたで手術によって子宮筋層が薄く弱くなっている場合や子宮筋腫がある方、子宮の向きが極端に屈曲している方、中絶手術や流産手術が複数回既往のある方なども、子宮頚管に負担のかかりにくいラミセルによる事前の子宮頸管拡張法が望ましいと思います。



【 麻酔 】
喘息や薬剤アレルギー、肝機能障害などの合併症のある方などに対してその都度的確で安全な麻酔を選択します。
痛みを感じないようにすることは当然ですが、麻酔事故が起こらないように注意を払います。
当クリニック勤務の産婦人科医は全員、大学病院の麻酔科で研修を行っていますし、万が一に備え蘇生に必要な設備も整っています。


子宮頸管拡張法(当院の場合)

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へガール 短時間
費用がかからない
子宮頸管に負担大
子宮頚管無力症の原因となる事がある
ラミセル
(ラミナリア等)
頸管への負担が軽度 時間がかかる
費用がかかる